生コンプラント

生コンプラントの特徴

施設全体の構成は、製造本体として、骨材受け入れ貯蔵設備、セメント受け入れ貯蔵設備、バッチャープラント、廃水処理設備から成り立ち、また供給のためのミキサー車の作業スペース(動線)およびこれらの待機スペースも必要となる。

生コンプラントは、生コンクリートの生産とこれを如何に効率良く建設現場等へ搬送するかにより、基本的な経営効率が確保される事になる。

また、生コンクリートの特徴である

  • 貯蔵出来ない
  • 運搬が限定される
  • 半製品である

という事。そして、種々の条件をクリアしなければ良いコンクリートは製造出来ないという事を前提にして標準化を行い品質管理方法を確立し、品質の確かな生コンクリートを製造しなければならない。

補償上の問題点

事業による既存の生コンプラント敷地への支障は、ケースによってさまざまであるが、一般的な移転工法検討にあたっての留意点は、

残地内移転の場合
上記で述べたように、製造装置である本体機械および材料(セメント、砂、砂利等)の貯蔵設備のスペースの確保。ミキサー車等の動線および連続出荷がスムーズに行える車両待機等スペースの確保。
構外移転の場合
前記の残地内移転が不可能な場合には、通常構外への移転が考えられるものであるが、生コンクリートが製造されてから1時間以内に現場に供給されなければならないため、同業者組合の中で細かく地域割(テリトリー)が設定されている。
現所在地とほぼ同一地域に移転先が得られるか
また、対象となる生コンプラントがJIS認定工場(大部分)である場合には、JIS規格を再取得するまでの期間に大幅な顧客離れ(官庁およびそれに準ずる工事)が予想されるものである。

以上が補償方法を検討する上での大きな問題点であるが、この他にも施設そのものがどちらかと言えば嫌悪されがちであるため、具体的な代替地検索の難航、補償額に占める割合が高い生産施設(機械等)の移転費(減耗を含む)の取り扱い等、いろいろ課題が山積みしている。