建設省建設経済局および(社)日本補償コンサルタント協会共催による海外損失補償制度調査団の一員として、平成3年10月28日から11月9日までの13日間、ヨーロッパ5ヵ国(イギリス、オーストリア、スイス、フランス、オランダ)を訪問する機会を与えられました。各国で見た事、感じた事を綴ってみます。
1日目、成田空港から日本海、ソビエト上空を飛行し、ロンドン・ヒースロー空港に到着。
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| ロンドン市内 |
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| テムズ川に架かるタワーブリッジ 残念ながら跳ね橋は下がったまま |
2日目、ロンドン市内を見学。
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| 音楽の都オーストリア |
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| ウィーンのベルヴェデーレ宮殿にて |
3日目、ロンドンを後にしてオーストリア・ウィーンに向かう。
4日目、ウィーン経済企画省公式訪問。午前中、補償制度についてヒアリング。午後より国際連合(UNOシティー)、ウィーン中央病院建設現場を視察。5日目、アウトバーンを走りウィーンの南西に広がるウィーンの森に向かう。6日目、ウィーンからスイス、チューリッヒと乗り継ぎジュネーブへ。国連連合欧州本部の建物、レマン湖等を見学。
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| シャモニー郊外から、モンブランを望む |
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7日目、モンブランを見にフランス・シャモニーの町に。途中国境があるがパスポートの検問等全て無くEC統合が間近い事を感じる。
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| パリへ向かうTGV |
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| 日本の新幹線の営業速度を塗り替えた高速鉄道 乗り心地は思ったより静かでした |
8日目、ジュネーブ州公式訪問。ウィーンと同じく午前中ヒアリング、午後よりレマン湖底の駐車場を視察。視察終了後、フランス国鉄が世界に誇るTGVにてパリへ向かう。
9日目、花の都パリ。出勤時間の交通渋滞に巻き込まれながら市内見学へ。10日目、パリからオランダ・アムステルダムへユーロ特急で移動。アムステルダム着後ホテルで夕食を取り、夜の市内散策へ。話には聞いた事のあった「飾り窓」を見学。ネオンでライトアップされたショーウインドの中に下着の女性が立っており、気に入ったらドアを開け値段交渉を行い、ショーウインドのカーテンが閉まっているのは「営業中」との事。11日目、オランダ行政の中心地デンハーグ市公式訪問。市役所にて補償制度についてヒアリング後、昼食の招待を受け午後より現地視察。第2次大戦や地盤沈下によりスラム化した住宅の再開発地区を視察し公式訪問の全日程を終える。12日目、ヨーロッパで最後の朝食を取り空港へ向かう。13日目、来た時と同じように12時間座席に座ったまま。
以上、13日間5ヵ国を走るようにして見て周りました。
日常、補償業務に携わり、時として人間の欲とエゴを目の当たりにして、近視眼的な発想に陥りがちとなる場合があります。
諸外国の制度を見たからといって、通常業務に直接的な効果があるとは思えませんが、日本から飛行機で12時間も離れた所に同じように人間の衣食住の生活と活動が存在している事を実感したのが不思議な気さえします。一生行く事もないと思っていたヨーロッパを自分の目で見、体験する事が出来たのは、私の今後の人生にとっても非常にプラスになる事と思います。また、業務の上でも何かの役に立つものと確信しています。