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土壌汚染調査

土壌汚染対策法に基づく指定調査機関

株式会社 新日

指定番号 環2004-2-46
指定年月日 平成16年8月30日
業務を行う都道府県 愛知、岐阜、三重、静岡、長野
(環境大臣が指定)

土壌汚染対策法

土壌汚染対策法が2002年5月に制定された。(2003年2月15日施行)

この法律は土壌汚染の状況を把握して、人の健康被害を防止するために対策を実施する事を目的としている。

さらに改正土壌汚染対策法が2009年4月24日に公布、2010年4月1日より施行され、

  • 土壌の汚染の状況の把握のための制度の拡充
  • 規制対象・区域の分類等による講ずべき措置の内容の明確化
  • 汚染された土壌の適正処理の確保に関する規制の新設

等の措置が講じられた。

この法律によって、有害物質を取り扱っていた工場を廃止する場合や、工場跡地などで土壌汚染の恐れが高く人の健康への被害を及ぼす恐れのある場合や、一定規模以上の土地の形質の変更の届出の場合には、土地の所有者等がその汚染の状況を調査する事になる。

改正土壌汚染対策法 制度の概要

図

公共用地の取得と土壌汚染

土壌汚染の有無およびその状態の確認

公共用地の取得に当たっては、当該土地の取得に伴う適正な損失補償額の算定およびその土地における適切な社会資本整備の前提として、当該土地について、社会資本整備を実施する者(事業者)が事前に土壌汚染の有無およびその状態の確認を行う事が必要。

  1. 土壌汚染対策法に基づく措置の確認
  2. 土地の利用履歴や過去における土壌汚染の調査履歴の確認←土地利用履歴等調査

    1.以外の土地については、登記簿、住宅地図等の各種資料や関係者への聞き取り等により、現況を含む土地の利用履歴や過去における土壌汚染の調査履歴を確認。

  3. 事業者による土壌汚染の調査←任意調査

    2.で土壌汚染の恐れがないと認められなかった土地については、土地所有者等の協力のもと、事業者が調査を実施。

土地利用履歴等調査

第1段階調査

  1. 法令関係資料の調査
  2. 現地踏査
  3. 環境担当部局および地元自治体に対する聞き取り調査
    • 現存又は過去に設置されていた特定施設に関する情報
    • 地下水の利用状況および汚染状況に関する情報
    • 過去からの土地利用に関する情報
    • その他土壌汚染に関する情報

第2段階調査

  1. 登記簿調査
  2. 住宅地図等調査
  3. 地形図等調査
  4. 地元精通者等への聞き取り調査

任意調査

「任意調査」とは、起業者の負担により任意で行われる土壌汚染状況の調査を言う。この調査は、土地評価額の適正な算定のため、用地調査・測量の一環として行うもので、土地所有者等の協力のもと、法に規定された指定調査機関に依頼の上、法で規定された方法により行うものを言う。

任意調査により土壌汚染が発見された場合
→任意調査により土壌汚染が発見されても「指定区域」には指定されない事から、未指定土壌汚染地として取り扱う。
任意調査により土壌汚染が発見されなかった場合
→非土壌汚染地として取り扱う。
任意調査を実施出来なかった場合
→土壌汚染があるか否か分からない状況にある事から、土壌汚染不明地として取り扱う
未指定土壌汚染地
未指定土壌汚染地とは、任意調査等により土壌汚染がある事が確認されている土地であって、法の「指定区域」の指定を受けていないものを言う。
非土壌汚染地
非土壌汚染地とは、当該土地の過去の履歴、調査・浄化措置の実施状況等により、土壌汚染がない事が確認出来る又は土壌汚染を価格形成要因から除外出来る土地を言う。
土壌汚染不明地
土壌汚染不明地とは、任意調査を行っていない等の理由により土地売買契約時点において、土壌汚染があるか否か分からない状態にある土地を言う。

土壌調査フロー

図

対象物質と主な用途

分類 調査対象物質 溶出量
基準値
(mg/L)
含有量
基準値
(mg/kg)
主な用途

















四塩化炭素 0.002 溶剤、脱脂洗浄剤
1、2-ジクロロエタン 0.004 塩化ビニル中間体、塗料溶剤、洗浄剤、抽出剤、くん蒸剤、フィルム、イオン交換樹脂
1、1-ジクロロエチレン 0.02 有機合成中間体溶剤(油脂、樹脂、ゴム、セルロース誘導体等)、医薬(麻酔)
シス-1、2-ジクロロエチレン 0.04
1、3-ジクロロプロペン 0.002 土壌くん蒸剤、有機合成中間体
ジクロロメタン 0.02 溶剤、冷媒、脱脂剤、抽出剤、消火剤、局所麻酔剤、不燃性フィルム
テトラクロロエチレン 0.01 ドライクリーニング溶剤、原毛洗浄、その他の溶剤
1、1、1-トリクロロエタン 1 金属の常温洗浄及び蒸気洗浄、ドライクリーニング用溶剤
1、1、2-トリクロロエタン 0.006 塩化ビニリデン原料、塩素化ゴム溶剤、抽出剤(油脂、ろう、天然樹脂等)
トリクロロエチレン 0.03 金属表面の脱油脂洗浄剤、溶剤、殺虫剤、羊毛の脱脂洗浄、香料抽出剤
ベンゼン 0.01 各種有機合成原料、染料、可塑剤、爆薬、抽出剤、溶剤













カドミウム 0.01 150 合金、電子工業、電池、鍍金、顔料、写真乳剤、塩化ビニル安定剤
六価クロム 0.05 250 鍍金、医薬、皮なめし、漁網染色、触媒、酸化剤、顔料
全シアン 検出されないこと 50
(遊離シアン)
鍍金、試薬、触媒、有機合成、蛍光塗料、冶金、金属焼き入れ、写真工芸、医薬
総水銀 0.0005 15 乾電池、金銀の抽出剤、水銀灯、計器、医薬、電気機器、触媒
アルキル水銀 検出されないこと 試薬、医薬、農薬
セレン 0.01 150 乾式複写機感光体、着色剤、消色剤、顔料、電子製品、テレビ用カメラ・光電セル
0.01 150 合金、活字、はんだ、水道管、鉛ガラス、ゴム加硫剤、蓄電池、防錆ペイント、顔料
砒素 0.01 150 合金添加、医薬、半導体製造
ふっ素 0.8 4000 ふっ素化合物(六フッ化ウラン、六フッ化硫黄等)原料、有機化合物ふっ素化剤
ほう素 1 4000 半導体製造、中性子遮へい、ロケット燃料












シマジン 0.003 農薬
チオベンカルブ 0.02
チウラム 0.006
有機燐 検出されないこと 農薬
PCB 検出されないこと 熱媒、絶縁油、変圧器、コンデンサ、複写紙、インキ溶媒、顔料、塗装、合成樹脂製造