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降雨の確率

改修確率

河川を改修するに当たって、その規模をあらわす場合、○○年確率で改修すると言います。

例えば、

  • 暫定改修を5年確率で行う
  • 100年確率で改修してある

などと言います。そして、通常、確率の事を分数で表現します。

例えば、

  • 5年確率の事は、1/5
  • 100年確率の事は、1/100

では、この○○年確率とはどのような事でしょうか。

これは、統計的に○○年に一度発生する規模を言います。しかし、これは確率ですので、100年に一度ずつ起こるというわけではありません。短期間に続けて起こるかもしれません。

確率降雨量

確率降雨量とは、各地区で観測された過去の降雨データを基に確率年別に時間別当たり降雨量を算出したものです(表1に名古屋地区の確率年別降雨量表を示す)。

名古屋地区では、表1から、10分間で20mmの雨が降れば1/5の雨が降ったといい、24時間で330mmの雨が降れば1/100の雨が降ったと言います。

表1.名古屋地区確率年別降雨量(mm)
10min 30min 1hr 2hr 3hr 24hr
1/100 38 68 98 138 156 330
1/50 31 58 86 122 138 278
1/30 26 50 76 110 126 254
1/10 21 40 58 86 99 185
1/5 20 35 49 70 81 158

※このデータは、東海豪雨以前のものなので、近々変更になる事と思います。(表2参照)

ちなみに、東海豪雨の時は、1時間の最大降雨量は93mm、24時間の累計降雨量は最大で約500mm、総降雨量は567mm(下図参照)でした。この数字をみると、いかに大量の雨が降ったかわかります。

図.東海豪雨時の名古屋地区雨量(名古屋地方気象台)

図

また、○○mm対応の改修を行うなどといった場合は、確率年別降雨量の1時間の降雨量をさします。東海豪雨の時に提示されたこの地区の改修整備規模は、50mm対応でした。これは、1時間に50mmの雨に対応するという事ですから、表1から1/5(5年確率)に対応した改修という事になります。

5年確率の規模は、通常都市部の下水管設計の規模と同じであって、市街地の下水管から雨水が逆流するほど降った時は、川もあふれてもしまう規模と考えていいでしょう。

※新しい確率年別降雨量が発表になりましたので掲載します。

表2.新名古屋地区確率年別降雨量(mm)
10min 30min 1hr 2hr 3hr 12hr 24hr
1/200 26 62 118 159 210 362 452
1/100 25 58 105 143 184 307 383
1/50 24 53 92 127 158 258 321
1/30 23 49 83 115 141 225 280
1/10 20 41 65 90 106 163 204
1/5 18 35 54 74 85 130 163

平成18年1月1日以降から適用

この新しい確率年別降雨量によれば、今までのデータ(表1)と比べ短時間における降雨量は減少しているが、長時間の降雨量が増加しています。

これは、雨が1時間以上降り続く場合は、今までより多くの雨が降る傾向にあるという事だと考えられます。