水準測量とは、一定の路線中の水準点の高さを定期的に測定し、比較を行う業務です。今回は、全長180kmの路線の観測を2班に分けて7月から9月にかけて行いました。

班の構成と役割は以下の通りです。
| 観測手 | 1人 | 観測(標尺の目盛りを読み取り、記録する) |
|---|---|---|
| 機械手 | 1人 | 器械の運搬、設置、標尺手への指示等 |
| 標尺手 | 2人 | 標尺の運搬、設置 |
| 交通整理員 | 2人 | 安全確保 |
観測は1日、3~4kmの往復観測を午前・午後に分けて行い、往と復の観測値の差が定められた制限内に納まっているか確認し、次へ進んでいくのですが、この制限というのが非常に厳しいもので1kmの観測で2mmまでしか許されません。当然、制限内に納まらない場合は納まるまで再測(やり直し)しなければなりません。(原因は観測者の未熟による場合が多い)
この業務は真夏の猛暑の中で行うため、皆かなりイライラし熱くなっています。
ただ観測者は上記の通り観測を役割とされているため重い器械を運ばなくても良い好待遇を受けています。そのため再測などという他の人の苦労を無駄にしてしまう行為は許されるはずもなく、あまりに再測を繰り返すと器械手、標尺手から冷たい視線を浴びせられ、1人だけ非常に寒い思いをする事になります。
観測開始からしばらくは再測がなくならず頭を痛める日々が続きましたが、アレやコレやと試しつつ結局、再測の原因は「早く進めなければ」と言う焦りによる状況判断(振動や気温などへの配慮)の甘さの為だと痛感させられました。これは水準測量に限らず、全ての業務に共通して言える事だと思います。
今後は、我社の品質方針である「迅速」「ていねい」「確実」を肝に銘じて努力して行きたいと思います。